アスペルガーでも恋愛が出来る！5つの恋愛傾向や注意点とは？

「自分はアスペルガーだから恋愛してはいけない」

「いつも上手くいかないからもう恋愛することを諦めた」

「そもそも人と関わることが苦手だから恋愛はしない」

 

本当は恋人が欲しいのに、幸せな恋愛をしたいのに、自分の気持ちを隠してしまってはいませんか？

アスペルガーの恋愛は難しいと言われたり、恋愛出来ないと否定的な情報が多いですし、なかなか友達に相談しずらかったりもしますよね？

 

今回は心理カウンセリング歴12年の著者が、アスペルガーの方が恋愛する上での注意点や、うまくパートナーとお付き合いしていく上でのポイントをお伝えします！

 

幸せな恋愛を手に入れるため、最後まで目を通していただけると嬉しいです。

そして、是非参考にしてくださいね。

 

 

アスペルガーは恋愛が難しいと言われる3つの原因！

① 人とコミュニケーションをとることが難しい

 

② ある特定の物事に強い興味やこだわりを持つ

 

③ 日常生活がルーティン化している

 

恋愛が難しいと言われる原因は３つのアスペルガーの特性が関係していると言われています。

原因を知ることで、なぜ今まで上手くいかなかったのか見えてきますので、１つずつ説明していきますね。

 

① 人とコミュニケーションをとることが難しい

アスペルガーは相手の立場に立って気持ちを理解したり、察したり、場の空気を読むことが苦手です。

恋愛関係においてのコミュニケーションでは、相手が口にしていない言葉や表情から、何を考えているかを汲み取りアプローチしていくことが大事になりますが、そのようなあいまいな言葉や気持ちを想像することが苦手なので、無意識で相手と何となく会話が通じなかったり、一方通行のコミュニケーションになってしまいがちです。

また、自分の思ったことをシチュエーションに関係なくストレートに発言してしまうこともあり、その結果、ストレート過ぎて悪気なく相手を傷つけてしまうことがあります。

 

② ある特定の物事に強い興味やこだわりを持つ

アスペルガーは興味が限定されることがあります。興味を持ったものにはのめり込みますが、興味のないことに対してはなかなか実行できません。

デート中も相手の話には上の空だったり、時には一方的に自分の興味のある話ばかりをするため、相手を不快にさせてしまいます。よって、変わった人と言われたり、恋愛は出来ないと言われてしまう傾向があります。

 

③ 日常生活がルーティン化している

行動や習慣に関しては自分が決めたルールにこだわりやすく、毎日の行動がパターン化されている傾向にあります。法則や規則に守られていると安心しますので、予期せぬことが起こった時にパニックになりやすいのです。デートでは予定を立てていても、その通りに進まない事ばかりです。なので、計画から少しでも外れてしまうと混乱してしまいます。

また、ルールは完璧に守りますので、相手が少しでも約束時間に遅れることがあれば、約束を破ったと許すことが出来ないこともあります。

 

当てはまる部分はありましたか？

診断は受けていなくてもグレーゾーンの方は50人に1人くらいの割合でいると言われています。

少しでも当てはまり、「恋愛が上手くいかないな」と思われる方は、是非読み進めてください！

 

アスペルガーの５つの恋愛傾向！

① 無関心タイプ

② 受動型タイプ

③ 自己嫌悪タイプ

④ 共依存タイプ

⑤ 積極的タイプ

 

アスペルガーの恋愛傾向には５つのタイプがあります。

具体的にどのような傾向があるのでしょうか？

 

① 無関心タイプ

このタイプは自分の事で精一杯なので、相手のことを考える余裕がありません。また、恋愛感情がわからない、恋愛より自分の興味のあることに没頭したいと思っています。30代、40代になっても「今まで誰ともお付き合いをしたことがない」ということも珍しくありません。

 

② 受動型タイプ

人との関わりを受け入れることは出来ますが、自分からは関わりを求めません。相手からアプローチされればお付き合いしますが、自分の気持ちを伝えることはないため、相手から何を考えているのかわからないと振られてしまうことがあります。

 

③ 自己嫌悪タイプ

このタイプは劣等感がとても強いため、恋愛はしたいのですがなかなか上手くいきません。仲良くなって親密になると極度の恐怖に襲われ相手から逃げ出してしまったり、「自分なんかあの人には合わない」、「自分はダメな人間だ」などと思い込んでいます。

 

④ 共依存タイプ

このタイプは、相手を束縛してしまったり、献身的になり過ぎてしまいます。ダメな男といつまでも離れられない、ＤＶされても離れることが出来ないなどがあげられます。何かをしてあげることで「自分は役に立っている」と思い込んでいますので、いつも同じような人ばかりを選んでしまい傷ついてしまいます。

 

⑤ 積極的タイプ

このタイプは「狙った獲物は逃さない」という気持ちで相手に対して積極的にアプローチします。例え相手にお付き合いをしている人がいても構いません。周りが驚くくらい積極的にアプローチをします。しかし、手に入ってしまうと興味がなくなってしまい、また次へ次へと短期間でお付き合いを繰り返します。

 

５つのタイプに分けられますが、どれか１つのタイプに当てはまるというわけではありません。アスペルガーの特性の出方には個人差がありますので、２つや３つ当てはまっているということもあります。

 

３事例（実体験）をもとに解説！

 

Ａさんはとてもこだわりが強く、自分の興味のないこと以外は上の空でした。恋人とのデートの際も自分の興味のある話ばかりをしていました。また、ルーティーン化が強く、デートの日は集合と解散時間が毎回同じ、何時に何をすると決められ、融通が利きませんでした。

コミュニケーションが上手く取れない、空気が読めない、こだわりが強い、融通が利かない、典型的なアスペルガーの特徴がありました。

しかし、幸せな恋愛には程遠かったＡさんも、しっかりと恋愛レッスンに取り組み、今では相手と上手くコミュニケーションや距離感を取ることが出来、パートナーと幸せに生活をされています。

 

Tさんは劣等感がとても強く、彼と一緒にいても不安と恐怖で安心することはありませんでした。彼から人格を否定するようなことを言われても、ひたすら謝り、いつも彼の機嫌を取っていました。「私が助けてあげなきゃ」、「私が彼の唯一の理解者だ」と思い、献身的に尽くしていました。金銭を請求されるようになり、うつ病との診断をされ、仕事にも行けなくなり何とかしなければと思い、恋愛レッスンに取り組みました。

今では、自己嫌悪の症状が落ち着き、年上のパートナーと健全な関係でお付き合いをされています。

 

Mさんは典型的な積極的タイプでした。このタイプは恋に落ちるのも、冷めるのも一瞬です。恋に落ちてしまうと周りが見えなくなってしまい、時には大胆な行動に出てしまいます。Mさんも友人が止めるくらい、大胆な行動に出ていました。既婚者を誘惑し、トラブルになった経験からこれでは幸せにはなれないと思い恋愛レッスンに取り組みました。

今では、衝動性・積極性をコントロールすることが出来るようになりました。

 

今回登場した3人は、ほんの一例にすぎません。恋愛レッスンを受けるだけで、アスペルガーの特性のとても強かった方でも、幸せな恋愛が出来るようになりました。恋愛は様々な要素が複雑に組み合わさるため、個別に恋愛レッスンを受けることをお勧めしています。

 

アスペルガーの恋愛においての５つの注意点とは？

① アスペルガーの特性が影響していると自覚する

まずは自分の特性を自覚することが最も重要です。自分はどんな特徴があるのか知ることが、幸せな恋愛をするための一番の近道です。なかなか自分ではわからなかったりもしますので、身近な友人や専門家に相談してみても良いと思います。

 

② 自分の内側に目を向けすぎない

劣等感がとても強いので、自分の内側に目を向けすぎてしまうと、どんどん自己肯定感が下がってしまいます。そのため、自分自身の内側に原因を見つけようとするのではなく、アスペルガーの特性が影響していると思いましょう。そして、否定的な認知を打ち消すような言葉を自分自身に与えましょう。

 

③ 相手が不快にならない会話を心掛ける

アスペルガーの人は自分の興味のある話になると、一方的に話してしまう傾向にあります。そのため、聞き手に徹する努力をしましょう。例え内容が頭に入ってこなくても、相づちを打ち聞いていると思ってもらえる態度を心掛けましょう。

 

④ 相手を不快にさせない格好を心掛ける

こだわりが強いため、とても奇抜な服装だったり、TPOに合わない服装になっていることがあります。服装はTPOに合わせ、爪の長さや髪の毛を整えることも必要です。

 

⑤ I メッセージで伝える

相手に伝えたいときにはIメッセージで伝えましょう。例えば、待ち合わせ時間に遅れた時には「なんで遅れたの？」ではなく、「遅れるときは連絡をくれると安心するよ」と自分が主語のIメッセージで伝えましょう。恋愛の場面だけではなく、仕事や友人とのコミュニケーションでも使えますので、どんどん活用して使えるようになりましょう。

 

まとめ

 

今回は、アスペルガーは恋愛が難しいと言われる原因、恋愛傾向、実際の事例、恋愛における注意点についてまとめてみました。

誰でも何かしらの特性は持っています。

アスペルガーと診断はされていなくても、いつも恋愛が上手くいかない、付き合う人にいつも振り回されてしまう、自分は相手にはふさわしくないと思ってしまうなど、幸せな恋愛が出来ていない場合は、アスペルガーの傾向にある可能性があります。

まずは自分自身を知ることが最も大切なのです！

恋愛の話って、なかなか家族などには相談しにくいものですよね？

あなたの今までの恋愛について、是非一度、お話をお聞かせください！

お問い合わせ（お試しカウンセリング）からご連絡お待ちしています！

一緒に幸せな恋愛を掴み取りましょう！