認められるために生きた、子ども時代
私は厳格な父とそんな父に何も言えない母に 育てられました。
幼少期から父の顔色をうかがい 褒められるよう、いい子を演じていました。
頑張れば褒めてくれるかな?
とにかく父に褒められたくて いろんなことを頑張りました。
しかし言われる言葉は
「まだ出来るだろう」
「もっと頑張りなさい」
「まだまだ足りない」でした。
中学、高校と進学しても 父親の顔色をうかがって生活していました。
褒めてもらうには勉強を頑張ればいいんだ!
そう思った私は、必死で頑張りました。
クラスでトップになり、 学年でトップになり。
父が勧めてくれた大学に合格するも
「おめでとう、頑張ったね」
とは言ってもらえませんでした。
何をしても父は認めてくれませんでした。
父から褒めてもらった記憶はありません。
何をしても褒めてもらえない、認めてもらえない。
とても悲しい子供時代を過ごしました。
恋は盲目、恋愛に夢中だった高校時代
高校生になり、初めて彼氏が出来ました。
全てが初めての経験で、彼と過ごす時間が楽しくて仕方がありませんでした。
毎日会い、同じ時間を過ごし、少しでも離れていると不安で仕方ありませんでした。
頭の中は彼でいっぱいになり、周りが見えなくなっていました。
しかし、彼とのお付き合いは順調ではありませんでした。
同級生との浮気
度重なる嘘
友達からあり得ない!すぐ別れた方が良い!
と言われても、私はこの人と結婚するんだと思い込み、
友達のアドバイスが全く耳に入ってこない状態でした。
冷静さを失い、嘘を見て見ぬふり、そして彼中心の生活を送っていました。
恋は盲目、まさに言葉通りの状態でした。
傷付くことが多かったですが、自分は幸せだと思い込んでいました。
初めての彼とは、大学で別々になり、突然の別れが訪れました。
付き合う男性は決まってダメンズ
高校時代、彼中心の生活を送っていた私は、大学に入り友達と遊ぶ楽しさを知りました。
専門科大学のため学業が忙しかったのですが、時間を見つけては友達と一緒に過ごしました。
大学ではお酒を飲む機会が増え、飲み会に誘われることも増えました。
飲み会での出会い、友達からの紹介などで、交友関係が広がっていきました。
彼のいる生活は懲り懲りだと思っていた私ですが、何人かと恋愛関係になりました。
高校時代のような経験はしたくないと思いが強く、
彼と会うのは週1回
電話は極力しない
などと自分勝手なルールをたくさん作っていました。
しかし付き合ってみると
暴力を振るわれたり
自分の事が何も出来なかったり
浮気を繰り返したり
傷付くことを繰り返し言われたり
ダメンズと言われる男性ばかりでした。
ストーカーは本当にいる!?まさか自分が標的に
慎重にお付き合いしていたつもりでしたが、ストーカーに遭ってしまいました。
お付き合いをしても、いつも上手くいかない
自分に自信がなく、好意を持たれても素直になれない
自分の気持ちを伝えることもなかなか出来ない
恋愛経験を重ねるたびに、恋愛に対して消極的になってしまいました。
そんな時、お付き合いをしていた方から郵便物が送られてきました。
住所を教えたはずないのに・・・と不思議に思いましたが
それ以上、疑うことはしませんでした。
中身は高価なバッグ
誕生日プレゼントはいらないと言う私に、サプライズプレゼントでした。
高価なものはもらえないと伝えると逆上し、ストーカー行為が始まりました。
着信やメールの嵐
待ち伏せに脅迫
恐怖のあまり、精神状態がおかしくなってしまいました。
この時は、友人の支えもあり、ストーカー行為はすぐになくなりました。
事件の被害者に・・・カウンセリングを受ける
ストーカーの件で疲れ切っていた私は、気持ちを切り替えようと転職することにしました。
職場の人は優しく、安心して仕事が出来ると確信していました。
しかし、入職2ヶ月後、突然同僚から交際を申し込まれました。
私は働きにくくなる事を考え、丁寧に断り続けました。
するとある日、職場に置いてあるはずの仕事に必要道具がなくなっている事に気付きました。
その時、その同僚から呼び出され、荷物を預かっている事を伝えられました。
必要な物だったので、すぐに取りに行くと、事件が起きたのです。
同僚は突然包丁を出し、一緒になれないなら心中すると言い出したのです。
パニックになり、その時の記憶はほとんどありませんが、なんとか逃げ出し、一命を取り止めました。
この経験で、あまりにも異性とのトラブルが多いのは私に原因があるのではないかと、カウンセリングを受ける事にしました。
恋愛体質が発覚
カウンセリングを受け、言われた事は「恋愛体質」である事。
思ってもいない言葉を聞き、衝撃を受けました。
恋愛はしないようにと思っていた、これがずっと恋愛のことを考えている状態になっていたとの事でした。
思い起こせば、高校生の時に偏った恋愛をしてから、恋愛に対しては消極的でしたが、次こそは次こそはと結果、常に恋愛をしていました。
次こそは幸せになるんだとの思いが強すぎて、恋愛の事ばかり考えていたような気がします。
そして、さらに衝撃の耳を疑うような発言をされました。
「あなたはアスペルガーの傾向があります」 立て続けに思いもよらない事を言われ、頭を殴られたような衝撃でした。
アスペルガーの恋愛タイプ“共依存タイプ”と言われました。
DVされても離れられない
ダメな男ばかり好きになり献身的に尽くしてしまう・・・
思い当たる事ばかりを言われ、私はしばらく放心状態でした。
カウンセリングを受け、新しい自分との出会い
もうこれ以上恋愛で苦しみたくない
幸せになりたい!
とにかく何とかしたい!
との思いから、カウンセリングを継続して受けました。
自分自身を知ることで苦しいときもありました。
しかし、新しい発見があり、心の中にずっとあったモヤモヤが消えていくのを感じました。
親身になって聞いてもらい、時には的確なアドバイスをしてもらい 私はどんどん自分らしさを取り戻していきました。
運命のパートナーとの出会い
どのように恋愛と向き合っていけば良いのかを知ることが出来た時、運命のパートナーと出会うことが出来ました。
今までとは違い、素の自分でいられ、本当に心から一緒にいたいと思える相手でした。
お付き合いは順調で、自然と結婚という形になりました。
結婚して判明!夫はアスペルガー
結婚して一緒に生活を始めると、付き合っていた時には見えなかった部分が次々と見えてくるようになりました。
言ったことを覚えていない
自分の興味のある事しか取り組まない
生活がルーティン化されている・・・
付き合っている時には感じなかった違和感でした。
そしてその違和感は“夫はアスペルガー”という確信に変わりました。
私もかつてはアスペルガーの傾向にあると言われ
夫もアスペルガー!?
この先、私たちはどうなるのか不安になりましたが、しっかりとカウンセリングを受け、様々なことに取り組んだおかげで不安はすぐになくなりました。
自分自身の気持ちの持ち方や夫に対しての対処法、 私たちはお互いを思いやることが出来、円満に暮らしています。
もっと早く心理療法を試していたら・・・
私は自分自身の気質で悩み、絶望感や無力感を何度も味わってきました。
今の自分を手に入れるのに本当に遠回りをしてきました。
しかし、今、振り返ってみると心理療法を試すと
比較的早く問題が改善出来ているように思います。
今では前を向いて生きていくことが出来ています。
偽りのない輝く笑顔で思いっきり笑うことが出来ています。
時間はどんどん過ぎてしまい、 失った時間を取り戻すことはできません。
実際私は10年以上悩み続けました。
もっと早く心理療法を試していたらと思っています。
これからカウンセリングを受けられる方は
もうこれ以上悩むことはありません。
これから先は悩んでいる時間を
もっと楽しいことに使うことが出来ます。
自分らしく幸せに輝くことの喜びを感じませんか?
カウンセリングを初めて受けられる方は
「こんな相談していいのかな?」
「どんなことをするのかな?」
「本当に良くなるのかな?」
いろいろな不安があると思います。
ほんの少しの勇気が、あなたの人生を素晴らしいものにしていきます。
私は100%あなたの味方です。 否定することは決してありません。